【日本茶コラム】はるみどり
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はるみどり
はるみどりの特徴
煎茶の元となるチャノキ「はるみどり」は、「かなやみどり」と「やぶきた」を掛け合わせて作られた品種です。
「やぶきた」を超えると期待されている品種のひとつでもあります。生育が遅く「晩生品種」と呼ばれ、
木が若いうちの生産量は多くありません。
成長していくと、共に収穫量も増え最終的には高い収量性がある品種です。
「はるみどり」は、一般的に一番茶多収型の品種で一番茶の収穫量は多く、二番茶からは収穫量が落ちる特徴があります。
栽培時の病気トラブルについては、輪斑病に弱いですが、その他の病気にはかかりにくく、
寒さにも強いのでとっても栽培しやすい品種と言えます。
「はるみどり」は、関東より西での栽培に適していますが、生産量や知名度は低いのが現状です。
はるみどりの茶の味
「はなみどり」は、旨みが強く、渋みの少ないのが特徴です。香りは、は「やぶきた」と異なりますが、
味とのバランスはとても優れていると評判です。
おすすめの入れ方は、熱すぎないお湯を使用することです。
主に一番茶が使われているので、旨みの強いお茶であることから沸騰した直後のお湯は好ましくありません。
他の煎茶も、沸騰したお湯は好まないのですが、はるみどりの煎茶の場合は、特にその点について注意していただきたいです。
水を沸騰させ、そのお湯を70度前後まで一旦冷ましてから入れましょう。
「はるみどり」の魅力を存分に味わうことができます。